2196] SuperTDR

From: 土田 紘史 , Date_No: 1999-05-07_16

どうも、お久しぶりです。

こんなもの見つけました。改造の参考になるでしょうか?

TSOホームページ
鈴木泰斗さんのSuperTDR

http://www3.justnet.ne.jp/~tso/


あと、個人的にメールで改造点を聞いてみました。

回答は以下の通りです。

●フロント周りを三つ又から先すべてアルティシア(XT400)に
念願の長いサスと21インチホイールがこれで手に入ります。
三つ又の長さがアルティシアの方が長いので、アッパーブラケットとフレームの間に
カラーを入れてやる必要がある。XT600E TENEREあたりだともしかすると長さが
同じで、この手間はいらないかも。
スピードメータもアルティシアのものに変えましたが、現在はSuperXRのディジ
タルメータを使ってます。ブレーキ関係も全て必要なので、適当な廃車を1台
手に入れた方が安上がりです。
他に事例として知っているのは、TBIをTDRで完走した今藤さんがDRの
フロントを、長野のどなたかがRMXの倒立をつけていました。
おそらくフロントを変えるだけで走破性は格段にアップします。
●リヤホイールサイズを18インチ化
18インチにするとリヤの無意味な空転が減り、走破性もあがります。
リムはDT200(37F?)を使ってます。そのまま18インチにするとスイングアームに
当たってしまうので、スイングアームのアクスルシャフトの穴を後ろに広げました。
ノーマルのチェンプラーは広げた穴のところまできているので、短いのを
作ってもらいました。また、ホイールが後ろに下がった分キャリパも下げなけ
ればならないので、スイングアームのキャリパ取り付け位置を後ろにずらして
溶接し直します。これが結構大変だったそうです。
●フロントサスが長くなって殿様なのでリヤリンクアーム変更でリヤを持ち上げる
リンクアームをDT200(3ET?)のものに変えました。これでスイングアームに
角度がついてリヤが持ち上がります。ただ、リヤサス(ノーマルのままです)の
角度が地面に対して垂直に近くなり、ゴツゴツした乗り心地になりました。
●車高が高くなったのでサイドスタンドを交換
これもDT200(3ET)のものに変えました。


改造費は、部品代(全て新品)が約30万、調査・加工・工賃が15万でした。
実施時期は平成4年2月から3月。
パーツナンバーも控えてありますので、ご希望あらば一覧を差し上げます。
現在2代目のTDRで、改造箇所は1代目のをそのまま移植してます。
さすがに前後サスともへたって、当初の高い車高はなくなってしまいました。
今は無茶な使い方もせず、貴重なツアラーとして使ってます。他のオフ車には
ない快適なツーリング性能、ふつうの林道なら全く問題ないし、ビッグオフ
よりは遙かに軽いからずっと奥地まで行けるし。

改造しても、基本性能は本来のオフ車には及ばないので、やっぱりその分
人間が苦労することになります。(ノーマルの比ではないですが)
ただTDRに毒されたものにとっては、ちょっとくらい苦労しても他の
オフ車と並んで走れることは快感だし、TDRはステータスでもあるので
高い買い物をしたとは思っていません。

以上です。



Hirofumi Tsuchida

土田 紘史

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