From: 城 克文 , Date_No: 1999-02-13_02
じょうです。 最上さん、TDRのキャブは古いから、 オーバーフローはエンジンに流れるようになってるんですって。 さて、ふろーとですが、 書いてても、この図でわかるとは思えませんが、下に解説します。 _____ _ H H |‾‾| A | +−+−◎ =|__|= タンクからきた燃料がH(パイプのつもり)を通って落ちてくるのを、 A(ニードルバルブのつもり)が下から押さえて止めていると思ってください。 Aは、大きい□(フロートのつもり)とくっついていて、 □は◎で固定されていて上下に動きます。 □は浮きなので、ガソリンに浮かんでいます。 ==(キャブの中の油面のつもり)までガソリンが入っているので、 □が浮いてAを押し上げて、ガソリンがそれ以上落ちてくるのを止めています。 で、ガソリンがこの図に出ていないメインジェットから吸い上げられて、 油面が下がると、フロートが下がってAも下がって、 Hとの間に隙間ができて、そこからガソリンが落ちてくるわけです。 (だいたい合ってますよね。) で、フロート調整ってのは、このフロートの位置とAとの高さを合わせることです。 これがあってないと、ガソリンはいっぱいに入ってるのにAが閉まらず どんどんガソリンが入ってきてオーバーフローしたり、 逆に、ガソリンの量が足りないのにAが閉まってしまい、不足することになります。 なお、ニードルバルブの段付き摩耗ってのは、 Aが、長く使ってるうちに凸みたいになってしまうことです。 うまくHを埋められずに、隙間ができてそこから漏れてくるので、 やはりオーバーフローします。 わかるかなあ。雰囲気だけね。 では。