From: 広畑 宣彦 , Date_No: 2000-08-14_13
皆さん こんばんは 先日入会したばかりの広畑です。 この盆休みを利用して、5年間不動だったTDR250を整備したので 報告させて頂きます。 まず始めに整備したのはブレーキからでした。 (キャリパーのピストンが固着してバイクを押しても動かなかった。) とりあえずフロントのキャリパーのパッドを外してピストンが飛び出してしまう直前 まで均等に押し出してそのままで研磨剤で磨いて付けました。 (パッドはもうしばらく使えそうです。) でもまだ少し引きずってるみたい・・・ 重たいけど押して動くようには成りました。 (リアも引きずってるからこっちも直す必要がありそうです。) キャブはまだ何もしてないけど ガソリンを少し入れて、ヤマハ純正オートルーブを買ってきて入れて、 ラジエーター水を点検して、エンジンをかけてみたら・・・ なんと!アッサリかかっちゃいました。 それで、そのままチョットだけ試運転を試みました。 前後共に少しブレーキを引きずってるので(特にリア) まるで坂道発進のようで高回転で繋がないとエンジンストールして 発進出来ません。 家のブロック一回りをギクシャクしながら何とか完走。 パワーバンドに入ると猛烈な吹け上がり・・こんなにピーキーだったかな? YPVSはチャンと動いてるのかな? バッテリーがあればキーを入れた時に 動作音(ウィーウィ)で確認出来るけど・・・ この時、ふと水温計が全く動いてないことに気が付き、 水温計の線をたどっていくと、センサーの端子が折れている事が分かり、 半田ゴテで修理。 そして次の日、 ガソリンを満タンにしてちょっと走ってみました。 リアのキャリパーもフロントと同じ要領でピストンの研磨をして 一応ブレーキの引きずりはかなり改善されていて、 水温計もちゃんと動いてます。 4000回転くらいから2st独特の盛り上がりは有るものの 8000回転くらいまでしか回りません。 それでパーシャルにしているとパンパンとバックファイヤー。 6000〜上がどうも不安定でギクシャク。 やっぱりキャブはO.Hした方が良さそうです。 チャンバーからの煙も左からしか出てないと言うか ちょっと妙な煙の出方です。 それで、空吹かしを数回してみたら 徐々に右からも煙が出るようになったけど 煙の出方が左右でやっぱり違ってて、 右は吹かした時だけ勢い良く直線的に出るけど 左は終始白煙がモクモクしてなんだかやばそう。 左チャンバーは熱くなくアイドリングも保てません。 城さんの書かれていた記事などを読んで不安は募るばかりです。 (まだLOG全てに目を通した訳ではないのですが・・) 左右でオイルの量が違うのか? オイルラインの詰まり?チャンバーのカーボン、オイル詰まり? ギヤオイル廻り?ピストンリングは大丈夫かな? でも、5年前に乗ってた時も左右で煙の出方は違ってたような? そして今日、キャブのO.Hを決意し、朝から取り掛かりました。 ここで、大きな見落としがあったことが発覚! エアークリーナーを点検するのを忘れてました。 クリーナーボックスを開けてみると、なんとスポンジがボロボロになって ゴルフボール2個分の穴があいてるじゃ有〜りませんか! 仕方が無いので、家にあった適当な厚さのスポンジに 2ストオイルを染み込ませて代用しました。 もちろんクリーナーボクッスのスポンジの破片は取り除き、 続いてキャブを外してばらしに掛かったんですが、 フロート室の取り付けネジが硬くて外れません。 諦めてドリルでネジの頭をもんで外しました。 想像どうり、フロート室の中はドレンの塊があったり メインのニードルチューブのサイドの穴が詰まっていたり、 スローのエアーが詰まっていたりしました。 エアーコンプレッサーが無いので、ひたすらキャブクリーナーと 口でフーフーしながら詰まりを掃除しました。 バッテリーですが液がHiの所まであったので充電してみました。 さて、ばらした物を全部元に戻して、いざキースイッチON! ニー!ニ!ニー!YPVSがちゃんと動きました。 バッテリーは使えそうです。 そして、キックX30回くらい。 ババーン!バン!バン! 5分ほど暖機してスタート。 エンジンが低速から粘りが有ってしかもスムースになって かなり乗り易くなってます。 4000RPMを超えてPAAA〜NNN! 10000RPM近くまでストレス無く一気に回りました。 どうやらTDRは本来の調子を取り戻したようです。 すみません。いきなり長文で乱文になってしまいました。 こんな素人の貧乏整備に何かご意見頂ければと思います。 NOBU(広畑宣彦)