3497] はじめまして 自己紹介です

From: 山村 光俊 , Date_No: 1999-11-15_01

TDR−MLの皆様はじめまして,九州は福岡に住む山村と申します。
「やま」というHNであちこちに出没しております。
歳は30代と言うことにしておいて下さい。
よろしくお願いします。

自己紹介代わりに,車歴,免許歴等を記します。
高校在学中に原付免許取得,原付60km/h規制が始まる直前に,規制前のハスラー50
を購入。
別にオフロードに興味があったわけではないのだが,消去法でいくと,この単車に
なった。
このバイクによって,後の私の単車哲学が形成されたと言っても過言ではないだろ
う。
ハスラーでは,ツーリングはもちろん,峠,林道,モトクロスコース,トライアル
まがいの山登りまでこなした。
なかでも一番楽しかったのが,当時峠によく居たムリヒザ小僧達をブチ抜くことだ
った。
次のバイクはまたまた原付だが,250に乗り換えた友人よりMBX50(規制前
)を譲ってもらった。
このバイクでは,よく峠に行った,それまではF21インチホイールで攻めていた
のだからF18インチのよく曲がること。
私のライディングフォームは,リーンウィズからアウトという,今考えると格好悪
いフォームだったと思うが,下りでは400レプリカに遅れはとらなかった。(し
かし250の2ストには付いていけなかった)
このとき,「はえ〜っ!」と思ったのが,ガンマ,MVX,そしてTZRだった。
TDR250が発売されたのもこのころである。
ミスターバイク誌で佐藤信哉のストリートアタックを隅から隅まで読んで「このバ
イクこそ俺の求めていたバイクだ!いつか必ず乗ってやる。」とひとり熱くなって
いた。
しかし,中免を取ることもなく興味は四輪に移っていきバイク熱はすっかり冷めて
しまった。
やがて,10年近くの歳月が流れ,私も結婚し子供が産まれた頃,会社の同僚が経済
的理由から中免を取り単車通勤をはじめた。
はじめは,「今更単車ですかぁ」と言っていたのだが,だんだんと10代の頃の熱き
思いが蘇ってきた。
子供が1歳になったときに,嫁さんが「子供が居ると何かと不便なので車の免許が取
りたい」と言ってきた。
しかし,我が家には軽自動車が1台きり,しかも2台も車を置く場所もない。
これはチャンスと思い「車使っていいから,俺は中免取って単車買っていい?」と
聞くとあっさりOK。ただし,予算は20万円以内。
免許費用が5万円ほどだから,15万円の単車しか買えない。
そのとき,ふと頭をよぎったのがTDR250,TDRなら10年落ちぐらいだから
探せば予算内におさまるはず。
かくして,免許を取得して,更にバイク屋さんに探してもらうこと1か月,TDR2
50が私の手元にやってきた。
外観は,所詮14万円の中古車,タンクに凹みはあるし,メーターパネルの一部に割
れがあったりとお世辞にもきれいといえる代物ではなかったが,あこがれの単車が
目の前にあるということで満足だった。
エンジンは,絶好調かどうか分からないが,全開をくれてパワーバンドにはいると
,脳味噌が後ろに引っ張られる程の爆発的加速を見せた。
峠では,まさに水を得た魚,タイトコーナーの続く場所なら,リッターバイクを突
っつきまわせた。
しかし,わたしとTDR号のつきあいは半年ほどで終わってしまった。
12月のとある朝,いつものようにエンジンを掛けて暖機のためにスタンドを掛ける
と,「ガシャーン!」とTDR号は横倒しになってしまった。
慌てて起こすと,スタンドが上を向いてる。錆びて折れてしまったのだ。
被害は,左ミラーがホルダーからポッキリ逝っている。
その夜,修理をすべきかどうか嫁さんと話し合う。
私のTDRは,このときすでに納車から15000km以上走り回り,タイヤはスリップサ
インが出ている,チェーンは伸び伸び,スプロケは手裏剣,という状態だった。
嫁さんは,まだ買って半年なのにと嘆いていたが,私は,所詮14万円の中古車だか
ら仕方ないと言いくるめた。
結論は,ボーナスが出てからということで,私は,しばらく弟からスクーターを借
りて通勤していた。
一週間が過ぎた頃,嫁さんの方から「新しいバイク買っていいよ」といってきた。
ラッキー
理由を聞くと,スクーターで走って行く私の後ろ姿が格好悪かったかららしい,そ
のかわり今度は簡単に壊れたりしないバイクにしてねと言う注文。
早速バイク屋さんと相談して,250のカブ,VT系のゼルビスを買った。
TDRはどうしたかというと,嫁さんは下取りに出せとうるさかったが,私はいつ
かレストアするつもりだったので,「こんなボロ,逆に処分料取られる」といって
,実家の倉庫に眠らせることにした。
ゼルビス納車と同時期に,大型二輪免許を取得。(指定前教習に3か月通った)
ゼルビスにちょうど1年乗ったときに,事故に遭い廃車。
1か月半の入院と3か月のリハビリを経て,事故の補償金をつぎ込んで,ディバージ
ョン900を新車で購入。現在に至る。
以上,長くぢネりましたが,私の経歴です。

現在,TDRは倉庫で冬眠中です。
保険が残っていたのでしばらく廃車せずに置いていたときに,弟がスタンドだけ修
理して乗り回していた模様。
環境問題が声高に叫ばれる昨今,二度とこのような単車は登場しないだろう。
速さだけを求めるなら,リッターバイクにはとうていかなうはずがない。
しかし,2ストには,4ストでは絶対味わえない味がある。
4ストエンジンを積んだ似たようなコンセプトのバイクはあるが,所詮ツーリング
バイクでしかない。
当時の最強レプリカエンジンをオフロード風の車体に載せてしまうというブッ飛ん
だ発想をした開発陣,それを発売してしまったYAMAHAに拍手を送りたい。
いつになるか分からないが,いつかTDRでジムカーナをやってみようと思う。

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