2967] 自分でリム組むなら追加情報

From: 城 克文 , Date_No: 1999-09-01_10

じょうです。
>じょうさん、とっても解りやすい!
どうもです。
>しかし、僕はタイヤ交換、自分でやったことないです。
>でっかい『へら』みたいなのでこじってはずすんですよね。
タイヤレバーですね。普通3本使います。一本5百円くらいかな。
タイヤビード用のワックスもいるのですが、
私はチェーンルブでやってしまいます。

>あと、ニップルを回す専用工具はバイク用品ショップで
>売ってるでしょうね。
車載についていたはずです。買うと高いですよ。私はいいやつ買ったけれど。

>あと、前々からお聞きしたかったのですが、
>TDRってセンタースタンド無いじゃないですか。
>ホイールはずしたりする時、みなさんはどうやっているのでしょう。

やったことないけど自分でやって見るという人には私は親切なので、
タイヤ外すところから丁寧に書いてみます。すごく長くなると思います。
みなさんも気づいたことを書いてみて下さい。

1 上げる。
まず、ハンドルを切ってサイドスタンドでたてて、
フロントブレーキレバーを引いた状態でグリップとゴムで縛ってしまいます。
前輪から逃げていかないようにするためのおまじないです。

右からバイクを持ち上げて、右ステップの下に木の板を立てます。
板の長さは自分でいいやつを探して下さい。
リアが5センチくらい上がったときに地面に垂直に立つくらいが理想です。

木崎さんの全国Mの写真の中で、
私がホームセンターで駐車しようとしているところの写真で、
板を持っています。あの程度のものでよいです。
板の端にV字の切れ込みを入れておくと、ステップの座りがよいです。

2 外す。
タイヤを外します。
これは萱場さんのHPにリアリンクのグリスアップの手順があるので、
そっちを参考にして下さい。

3 はがす。
タイヤからスプロケとプラスチックのダンパーを外します。
(ねじ外す必要はないです。気をつけましょう。)
空気を抜きます。できれば、虫回しで虫も抜きます。
それをやらないとかなり大変です。
私は面倒なのでそのままやってしまいますが。

空気が抜けたらタイヤを踏みつけてビードを落とします。
両側から踏んで、タイヤのビードが完全にリムの中に落ちるようにして下さい。
中途半端でははずせないでしょう。

全部ビードが落ちたら、チューブを取り出してしまいましょう。

リムの一方で両ビードが完全にリムの溝に落ちていることを確認して、
反対側にタイヤレバーを入れます。
耳が全部リムの中央まで落ちていないと、
レバーでひっくり返すときにリムを曲げてしまいますので、
気をつけて下さい。逆に、耳がきちんと落ちていれば、
ひっくり返すのは簡単なはずです。

2本そろえて入れて、てこの原理で耳を引き出します。
3本目はあらかじめその横に挟んでおかないと、
後から差し込もうとしても入らないことが多いです。

で、2本目を抜いて3本目のさらに外に挟んでおいて、
3本目をひっくり返します。

後は一緒です。

両側ともにそれをやると、さっきと逆にタイヤの中にリムが落ちます。
そしたら、リムとタイヤのビードにチェーンルブをぬって、
力任せに引っぱり出します。

4 スポーク。
さっき書いたとおりです。
古いのがゆるまなかったら、金鋸で切って下さい。
締めるときの注意点は、必ず全部同じ回数だけ回すことです。
素人ですから、変に勘に頼ってはいけません。
叩いた音が違おうが、とにかく同じ回数だけ締めます。
それでふれるようなら、自転車屋です。
素人が下手に組んだスポークは、プロでも調整できないですから、
結局全バラで組み直しになります。

5 確認する。
タイヤをつけずに車体につけてみて、回してみます。
スイングアームに竹串かなんかをテープで留めてガイドにします。
ちょうどリムの外端とふれるかふれないかのところに先がくるようにします。
それでタイヤをゆっくり回してみて、芯からのぶれと左右のぶれを確認します。
芯からの距離がぶれているようなら、即自転車屋です。
左右のぶれは、マニュアル上は2ミリになっていますが、
結構5ミリくらいの方もおられたのではないかなあ。
左右のぶれは走れなくなるわけではないから、そのまま組み付けてもいいです。
ただ、せっかく組むなら、はかれない程度に押さえるべきだと思うけど。

6 はめる。
タイヤの中にリムを全部落とし込みます。
これが結構面倒です。チェーンルブぬって軍手はめて、力一杯やって下さい。
それができれば半分終わったようなものです。
できたら、さっきの逆にタイヤをリムの中にひっくり返していきます。
最後の部分をやるときは、
反対側のビードが確実にリムの真ん中まで落ちているか確認して下さい。
両側ができたら、チューブを入れます。
空気を入れます。ビードが完全にはまるまでめいっぱい入れます。
(ほんとはビード出しの適正空気圧があるのですが)

7 つける。
もう疲れたので萱場さんのHPを参考にして下さい。

では。

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