From: 高谷 十四郎 , Date_No: 1999-03-24_16
たかたにです。 > 武藤です。 > > 城さん、ごめんなさい。スクリーンでなくて腰痛にエントリーです。 > > 5〜6年前腰痛で苦労しました。真向法なるストレッチ体操を > 始めたらすっかり腰痛から開放されています。興味のあるかたは > 多分、本屋に真向法の本があると思いますので見てください。---------------------- >------------------------ > 真向法 > > 真向とは、まっすぐ向いている正しい姿勢という意味で、 > その正しい姿勢を作る体操を真向法体操といいます。 > 背筋をまっすぐに伸ばすこと、腰の関節、股関節を開くことが > 特徴です。脊椎や腰椎のゆがみが除かれ体の柔軟性が増し、 > 下肢筋肉の強化や内臓にも好影響があると言われています。 > > 真向法は、座位で行う単純な4つの屈身体操が基本となって > います。あぐらを組むような姿勢、両足をまっすぐに伸ばす > 長座の姿勢、長座の両脚をできるだけ開き足首を鋭角に立てた > 姿勢。割り座の姿勢です。 > ------------------------------------------------------------ > > たかたにさん、真向法って腰痛に対して正しい予防法なんですかね? > 確かに私には絶大な効果をもたらしています。 ええと、はっきりいって腰痛の原因というのは人によってぜんぜんちがうものなの です。 たとえば全く同じ様な症状の人が一人は骨盤の仙腸関節の異常、一人は腰椎椎間板の 損傷、また別の人はおなかの筋肉の緊張、また別の人は股関節の筋肉の硬直,さらに 他の人は背筋の柔軟性喪失、またほかにも(信じがたいでしょうけど)首から来る人 もいます。 あるいは人によっては(この場合症状は変わりますが)内蔵の異常からも腰痛に来ます。 原因がちがえば当然治療法や予防法は変わってきます。 それでタイプ分けするのです。 ですのでこの間のべた方法はあくまでも一般的な腰痛を対象にしたものです。 特殊なものは当然省きます。 ですのでそのやり方はたまたま武藤さんにあっていただけ、といえなくもありません。 おそらく武藤さんのばあいは以前書いた中の 2)機能不全症候群=腰の組織の柔軟性 喪失 ではないかと思えます。 そうすると現状ではその体操は大事な予防法になり ます。 しかしそればかりを腰の柔軟性が回復した後も万年後生大事にやってると人類の腰痛の 原因の80%以上を占めるといわれる腰椎の屈曲過多による 3)内障症候群=椎間 板の偏り を引き起こすことになります。 ですので自分の現在の状態を把握することが大事です。 万人によい健康法なんてありません。 糖分は人間に絶対的に必要なものですし 飢え死にしかけてる人には一番最初に与えられるものですが,糖尿の人には毒ですし、 蛋白質もなくてはなりませんが痛風やアレルギー、腎臓の問題の人には毒です。 生存に必要なものですらこの通りです。 何か一つだけで健康を保つと言う考えは 捨てましょう。 大事なのは現状の把握です。 ちなみに3)のタイプのひとでも前屈運動で一時的にすごく楽になるひともいます。 これは強すぎる刺激は身体が感じるのを拒否することがあるからです。 痛むのは身体が異常を教えてくれているのであって毒ではありません。 このケースは身体が異常を教えてくれさえもしなくなってしまう場合です。 回答としましては、武藤さんの場合は現在の運動をつづけながら一日に何回かは うつぶせからへたくそ腕立ての形で下腹部を地面に着けたまま身体を思いっきりそらせる 運動を5、6回やると2)、3)両方の予防になるでしょう。 最初痛むかも知れませんが絶対に毒にはなりません。 回数やれば数日でとれてくる はずです。 当然、現在明らかに3) のパターンの人は屈曲状態は痛みがなくなるまでは禁物です。 反り返りだけを1時間に10かいづつ(立ったままでもいい)が必要です。 これも痛みがなくなればじわじわ前屈の運動も少し付け加えないと2) を引き起こ しかねません 。 以上です。 こんなもんでよろしいでしょうか? たかたに P.S ああ、「おたく」なもんで・・・・。 つい長文になってしまう・・・・。 --------------------------------------------------------------